Sandeman White Porto
ワイナリー:サンデマン
産地:ポルトガル/ポルト・ドウロ地方
度数:19.5度
インポーター:サントリーワインインターナショナル
白ブドウを原料としたのがホワイトポートです。
基本的には黒ブドウを原料としたレッドポートの方が日本ではよく見かけられます。
Port Wine
日本では三大酒精強化(フォーティファイド)ワインともいわれます。
ちなみに他の2つはシェリーとマデイラ。
ポートの製法としては、発酵途中のワインにアルコール度数77°のブランデーを加えることで、酵母による発酵を止め、糖分を残します。
この製法により、糖分と度数が高いポートワインが出来上がります。
ポルトガル北部のドウロ河上流で造られ、ポート港から出荷されることにちなんで名付けられたそうです。
今現在当たり前のように使用している原産地呼称制度。
1756年のポートワイン原産地管理法の制定がこの先駆けと言われています。
Sandeman
創業:1790年
創業者:ジョージ・サンデマン
所在地:ロンドン
イギリス王室御用達ブランド
シェリーやポートを製造しています。
19世紀末には「樽に焼き印を押す」「社名のイニシャルを登録商標にする」「自社でボトリングして自社ラベルを貼って売る」ということを始めていたそう。
トレードマークの黒い男性「ドン」は1928年に考案され、ポルトガルの学生の黒マントを羽織り、スペインのコルドバ帽を被り、赤いポートワインのグラスを持っています。
ポルトガルの黒マントといえば、コインブラ大学が有名ですね。
コルドバ帽はスペイン・アンダルシア地方の北東にあるコルドバという街由来で、一度は目にしたことがあるかと思います。
トレードマークからも、シェリーとポートのブランドとしてのアイデンティティが伺えますね。